脱線話も

行動療法での会話は痛快だった。外の澄んだ景色と大揺れの竹やぶを目にして、今日は寒いですか、とたずねたら、風が強くて自転車が前に進まないとのこと。話は進み、彼は高校時代、20キロの道のりを毎日自転車で通学していたという。その高校は、なんと、我が娘たちと同じ学舎ではないか。
こういう世間話も、彼にとっては、ぼくらのいうところの健康観察なんだろうな。それだけではない、やる気をおこさせる意欲喚起。
彼はそれがとてもすぐれている。ありがたいお人だ。おかげでめげないでリハビリに専念できます。