バナナ

日曜日の朝食は食パン二枚。ジャム、バター付き。それとキュウリとレタスのサラダ、イリタマゴ。そして牛乳がついている。
准看さんが、テーブルに置いてくれるが、今日の人は至れり尽くせり。ジャム、バター、牛乳が、ぼくが開封?しなくてもすぐ口に入れる状態にまで世話を焼いてくださった。ジャム、バターをパンに塗るかとジェスチャーがあったので、それはいいとお断りした。て、バナナ。ちゃんと、皮をむきかけた状態にしてある。こちらの病室に移ってはじめてのこと。さらに言えば、これらの援助は不要である。付け加えていうと、昨日のうどんの項のようなばめんが多く、患者情報がどこまで共有されており、ケアのあり方が共有されているのか、不信感を持つことが少なくなかった。看護はどうですかという問いに対し、人格次第と答えたが、システムに対する誉め言葉ではない。
入院下手に詩を呟いた。
題名 バナナ
右手にバナナ
さて困った
左手は木偶の坊
あっちこっちコロコロコロコロ

やっと半分剥けた
先は長いなー


こういう状況に患者の自立性、というスローガンはシステム的いじめに他ならないと、強く思った。