退院後

退院後の生活はどうなるのか。ぼくはともかく、家族にかける負担はどうなのか。その点が大きく気にかかる。入院直後から、介護の問題や住宅改善の問題や、あれこれと進めてくれている。介護保険なための調査を受けたし、風呂場周りの工事手配もしてくれている。感謝。そうした配慮を受けるのだから、ぼくは自身ができること、自立できることを可能な限り増やしていかなければならない。
昨日、リハビリの総合実施計画書をもとにした調査を受けた。一ヶ月たって、当初の計画が予定通りに成果達成されているか、というクライアントとしての確認作業でもある。
ぼくの心身機能の問題は、運動障害、感覚障害、筋力低下、である。それらに因って、立つ、座る、起きる、握るなどに始まる基本動作や話すなどの言語活動に自立の困難性があり、それらの自立をリハビリを通して目指していく、という。
で、リハビリの到達で予後の問題はどういうことがあるのか、それが焦眉のこと。住宅、介護。ぼくは、入院後3週間を経た頃から、家庭生活に不安を覚えることはなくなっていた。最小限度でしかないだろうが、自立できる、と、少なくとも介護は不要であり、家屋改造は、風呂場はした方が今後のために必要だろう、という考えになっていた。
はたして、昨日の調査では、環境改良、介護サービス不要と、示された。今日の住宅調査は細部の助言に資するためなのだろう。
あとの大きな課題はぼく自身にある。職を失してなお社会参加の具体をどう定め、実践していくか、だ。