2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「セガンは古い人」なのではないのだなぁ

大阪の若手研究者Tさんからメールをいただいた。指導教授が「今度、哲学会で「セガンとモンテッソーリ」について、発表するんだって。福祉から教育への流れに関してらしいけど。」とおっしゃたとあった。発表する人は日本教育学会の偉い人のようだ。ぼくがセ…

「おねえさんは怖い人だなぁ」

昨日のこと、本ブログに登場したことのある「おねえさん」(本年6月6日ほか登場)が、研究室を訪れてきた。昼食時、我が研究室で、一緒に弁当を食べながらパリの土産話を聞きましょう、ということだ。この日のぼくの弁当は溺愛の、ちゃう、出来合いの海苔弁…

二つの「ヴィクトール」像

イタールによる「ヴィクトール」に対する教育実践の第一報告書は1801年に出版された。そして、それをイタール自身が英語に翻訳しロンドンで1802年に出版した。ぼくは第一報告書(フランス語版)を所有しているが、その英語版は存在することは知っていても見…

「野生児」

在パリ中に、K君が、Lucienne STRIVAY著 ENFANTS SAUVAGESという本をジベール書店の書棚から見つけ出してくれた。Lucienne STRIVAY(ルシアンヌ ストリヴェ)という人物の情報をまったく持っていないぼくは、この本がどのような類のものなのか、直ちには判断…