「二度と来るな、出てけ!」

 自身の進路を自身の考えるところの有利であるように考え実践することはとがめられるわけではない。ただそこに蔑視が強く働いているとすれば、教師としては決して認められるものではない。もの哀しさと怒りといら立ちとの感情が交錯した、突然の訪問者への対応。「先生は教育学者だから、上からものを見る」との一言に、「ステレオタイプでものを見るな!二度と来るな、出てけ。」と怒鳴りつけた。ぼくの言葉に悔いはない。