2枚のポートレート
セガンの第1の「師匠」 イタール
イタールのフル・ネームは ジャン・マルク・ガスパル・イタール
ただし、世界の心を鷲掴みにした1801年の著書(邦訳『アヴェロンの野生児』)の著者名はJEAN E.M.Itardである。次のエスキロールの名とかかわりがあるか?
セガンの第2の「師匠」 エスキロール
パリ第5大学(ルネ・デカルト大学)所蔵の油絵の肖像画である。
エスキロールのフル・ネームはジャン・エティアンヌ・ドミニク・エスキロール。
二人は Hoffbauer, Johann-Christoph, Médecine légale relative aux aliénés et aux sourds-muets, ou Les lois appliquées aux désordres de l'intelligence, Paris : J.-B. Baillière, 1827. にnoteを寄せている。セガンの「回想」には出てこない書物だが、セガンが最初に教育を手がけた子ども(アドリアン)が「ことば」がない知能障害児だったことを考えれば、この本は読んだに違いない。フランス国立図書館に電子データ化されているので、アクセスを試みる必要があるだろう。