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セガン関係
 白痴の診断カルテが気になる。別ブログに訳出分をアップした。
 セガンの同僚上司である医学博士のフェリックス・ヴォアザンがやはり白痴の診断カルテを発表している。ただし「白痴の人間理解に関する心理学的分析」との表題で「白痴の、.本能、精神、知性及び知覚状態の検査」表となっている。
 ヴォアザンは1834年にイッシーに精神障害を持つ子どものための横隔膜矯正学校を設立した。そしてそれを、1837年10月に公教育機関として転換すべく当該部局に申請した。しかしそれは実現しなかった。
 ヴォアザンは同年同月に男子養老院(ビセートル救済院)に横隔膜矯正学校を設立した。それは公教育大臣(サルヴァンドニィ)に認可申請を提出したが、結果的に認可は下りていない。ヴォアザンが運営と教育にあたった「学校école」は、結果として、内務大臣管轄下に置かれる。この学校に、1843年1月1日からセガンが「教師instituteur」として、子どもたちの教育に携わることになる。もちろん、ヴォアザンの管理の下の職務であった。ヴォアザンが「子どもの感覚の訓練には教師が共にあたりました」と書いていることから自明なように、ビセートルでのセガンの地位は医師に従属するものであり、決して自立した位置づけではなかったのだ。