パリ描画10 墓標いろいろ

 もしパリ観光で墓地を選ぶとしたら、あなたはどこにしますか?
 カタコンブ パリの地下は巨大な空洞。採石場の跡地。様々に利活用されているけれど、巨大な斎場でもある。人骨で創られた壁、空間。敬虔な気持ちになります。
 モンマルトル墓地には生きたネコがたくさんいる(らしい)、白亜の聖堂や画家の広場を巡るコースに入れましょう。ぼくは行ったことがないけれど。
 ペール・ラッシェーズ墓地 墓地入口の花屋さんで墓地地図が2ユーロで売られています。絵入り・写真入り地図がほしい方は10ユーロでキヨスクで売っています・・。ということで、巨大かつ有名な墓地。あるギタリストの墓はどっちに行ったらいいかと聞かれたが、聞く方も聞く方だよね―、よぼよぼよたよた東洋人を相手にしてさ。ぼくが知っているのはヴィクトル・ユゴールイ・アラゴン、サン・シモン、パリ・コミューン関係、ナチ被害者各メモリアル程度。ナチ被害者関係は芸術の香りが漂う。

 モンパルナス墓地 あのモンパルナス・タワーの近在。門衛で墓地地図をいただく。無料。案内地図は無料だが広大、25区ある。ここの墓地は、しゃれっ気のあるお墓が目につく。以下、羅列して。



 まだまだたくさんあります。もうじきに縁があるぼくはこんなことをつぶやきました。
 表の声「おれっちにはこれほどのしゃれっけのあるやつぁいやしねえ。」 
 裏の声「こんなのつくるのにどんだけかねがかかるんかい。」