眠りから覚めた・・・?

 8月28日の日記以来になる。眠っていた?あぁ、そんなところかしらね。
 風邪でダウン。いつもなら勤務をこなすほどの風邪症状。サバティカルに甘えて、終日、寐たり起きたり。
 8月30日の国家的ヒステリーではファシズムの前兆かしらと思うほどの怖さ。選挙の時だけ二者択一って日本社会の性には合わないと思いますがね、歴史経験から言っても。
 床につきながら、大阪の友人から送っていただいた奥方の実践記録2編を読む。教壇経験がきわめて浅いにもかかわらず、子どもを捉える心と技を持っている。驚かされ、感動させられた。来月、ひな壇におられるのを拝見することができるのが楽しみだ。
 床から起きてはPCに向かってセガン。前進的総括。セガン研究パンフレットの作成。1839年論文、1856年論文。なかなか面白いアイディアだと自分では思う。かつての、埼玉大学セガンゼミ研究集団」「セガン研究」、東京学芸大学セガン学習会の「セガン研究」、それらを意識しながらも、原点主義を。今や70年代から89年代にかけてのあの熱気を一人で背負う気も能力もないが故に、「歴史的限界を踏まえた上でのセガンの継承・発展を」などというドグマも持ち合わせない。今日、完成させて、印刷。本頁の読者には、
http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~920061/entre.htm
に貼り付けたpdfファイルでご覧いただけます。

寐ている間の夢見ごと。
 セガンが何故に芸術の道を志したのか。サン=シモン主義教義に、「サン=シモン哲学の三位一体」、それは「芸術、科学、産業」だとある。サン=シモン主義者としてセガンは芸術部門を分担したのだ。