分からない pary3

 「分からない」は無限に続く。だから分かろうとする、という気力と実行力のある人は、ぼくに言わせれば、超人、イヤ、神、である。一応、神の世界に近づこうと思いっきり背伸びをしてはみるけれど、もともとズンドウ人間故、大して伸びはしない現実に見舞われる。
 ズンドウ部分をいかに補うか。頭の構造を整理する、イヤしたつもり。
 ぼくは日本人で日本文化の中で生きてきた。日本文化は、はじめに結論ありき、ではない、と教えられてきた。だから、笑い話の部類と思って結構、好意を持つ人に好意があるとは言わないのが粋なのだと信じて生きてきている。でも、粋ではない人間だからすぐ結論を言ってしまうこれまでの人生だ。そして自己嫌悪に陥る。だが、その結論が成り立つ理由などは考えたこともなければ、言ったこともない。スキやキライに何故などあるものか。
 いや、こんな似非日本人が西洋の論理を読む。オー、はじめに結論ありき。オレと一緒だなぁ。だが、100パーセント、オレと違うのは、延々延々延々延々と、そのワケを述べている、らしいのだ。結論だけで止めてくれればオレは西洋の論理が大好きだ、日本文化よりスキだ。しかし、ワケが必ずついて回るし、そのワケが分け分からん。論理の成り立ちを考えつかないから、西洋語の構造がさっぱり分からない。
 セガンは典型的なヨーロッパ論理思考人。今日、オレ、セガン、嫌い。永遠に、キライが続くのかなぁ。

 子どもたちはできるのです。ほおっておいたらできるはずはありません。できるように訓練をするからです。その訓練も思いつきではありません。・・・・・くだくだくだくだ。以上が、順番は上の通りで、一文で書かれている。まあ、分かりやすい方なのだが。セガンさん、そして西洋人さん、、区切りの印無くて、区切りをつけて物事考えられるの?

 

 こんなことを考えていたら、頭の中をある文章が走り続けた。
♪いずれのおんときにはしらねどあまたさぶらいたまいけるなかにいとやんごとなききわにはあらねどときめきたもうありけり♪
 結論は最後なだなぁ、しかし句読点がないなぁ。