いろいろ探し

 どうにも無気力な一日。こういう時には目が輝くようなことをすればヨシ。
その1.セガンが書いている注記を確認すること。
 1846年著書で、前書きの部分に、イタールについて注記がなされている。「アヴェロンの野生児の教育」について文献注記がなされている。『耳と聴覚の病気の治療』第2版、1842.とある。誰が書いたかは案内がない。表題から言えばイタールに関係するが、1838年に彼が死んでいることから、ハテナマークとなる。エイ、フランス国立図書館の電子データ・サービスを覗いてみることにしよう・・・。ヒットしましたです。同書は全2巻本、イタールの著書。そして第2巻の最後に「アヴェロンの野生児」に関する2本の報告書が掲載されている! これは大ヒット。セガンは<第2版>としているが<第2巻>である。
その2.ついでのことにイタール絡みでデータ検索。パリの3大墓地のガイドブックに行き当たった。とりあえずモンパルナス墓地を検索。次のような描画もある。

イタールについては次のような案内となっている。
イタール〔ジャン〕、医学博士、聾唖教育施設の主任医師、医学アカデミー・メンバー、1838年、(3)
第3区画に葬られていることがこの記録で分かる。
 さて、この書物、エドワード・ファリップと言う人の編集になると言うが、どう見ても英〔米〕名、1878年の出版である。
 今日みたいな精神状況の檻に、ちゃう、おりに、知った名前を検索するのもよかろう。