一息 & 先に進まんがな

 朝から県議会議員選挙の投票。友人のKさんが当選することを祈る。
 自宅の掃除及び体を休める一日。
 の〜んびり。
 明日から我が大学の授業開始。ぼくは水曜日から。でも、火曜日には会議がいくつも入る。
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 セガン1843年著書 身体訓練の「方法」の項
「彼を普通の梯子に乗せた場合、身体訓練用のバンドの輪で彼をくくり、片手で彼を支え、もう一方の手で彼の両手を導き、必要なら、上り下りできるよう彼の足を導かなければならない。」(中野訳文より)
 「彼」とは白痴の子ども、「くくり」「導き」等の行為主体は、文脈上、教師と読める。さて、「身体訓練用のバンドの輪」とは?「くくる」のは「彼」のどの部位?何のために「くくる」の?どういう風に「支え」るの?どうやって「両手を導」くの?・・・どうしても情景を思い浮かべることができない。オレの思考力が貧相なだけか?・・・梯子の上り下りの訓練をさせるのは、1841年−42年の男子不治者救済院での実践記録を読んで知っていたので、それに関わっている記述なのだろう。白痴の子どもは自身で手を主体的に使うことができないという状況下で、「握る」訓練、「握って手を動かし、筋肉を活動的にする」訓練を行う場面なのだろう。
 完全改訳が必要だとしか思えない。こんなことをするから嫌われるんだろうな、「もうすんだことなんだから、そっとしておきなさいよ、ことをあらだてんじゃない、わざわざ。」って。