清瀬−ペスタロッチと遠足

 清瀬ではペスタロッチと来週の「遠足」のための学級会。ペスタロッチはシュタンツの孤児院でのペスタロッチ夫妻と子どもたちを描いた絵画コピーを配布し、四人グループで、絵画から得た印象や疑問を交流しあう。「学びの共同」の実践だが、おっかなびっくりの様子。それぞれの語りの内容を発表。可能な限り、状況の説明と、歴史事実の説明をする。例えば、「子どもが黒板を抱えている」という声に対して、「黒板ではなく石板。それに石筆で字を書きその場で覚える努力をしました。その場限りと言うことですね。学習過程も結果も残りません。」と説明。ノートに代わる「石板」は学生たちの実感にはないが、子どもの頃校庭や道路に絵や文字を書いて遊んだ経験があるというのが数人いたので、まさにそれが昔のノートだと説明。「持って帰れないし記録として残しておけない。その場限りの表現。だから、ノートの発見というのは教育史にとってとてつもなく大きなもの。」と語る、等々。ペスタロッチは教育活動として「遠足」に取り組んだとされている。そんなことも、クラスでの活動とのつながりがある。