明日は姫様とデートならびに「丸花」で蕎麦啜り

 姫様と明日オーケストラを楽しむ約束をいただいていたので、確認のメール。コンサートは午後、「折角だからお昼ご一緒しません?」と姫様からありがたいお誘いがかかる。会場は錦糸町なので、「錦糸町の蕎麦屋丸花で。」と提案申し上げた。この店の主のことは姫様にしばしばお話しいたしたことがあったので、直ちに決定。もう何年会っていないことか。2007年以来じゃないかな。彼と初めて会ったのは彼が中1の時、おおよそ20年前のこと。だから、彼も齢30代に入っている。いただく年賀状ではご母堂もお元気な様子。明日会えるだろうか。お姉様とは昨年夏に開いていただいたぼくの本『知的障害≪イディオ≫教育の開拓者セガン−孤立から社会化への探究』(新日本出版社、2010)の出版記念会にご列席いただいた。明日お姉様にお会いする機会はないと思うけれど、ご家族それぞれがお元気で活躍しておられるのは、とても嬉しいこと。
 まさか明日は定休日ではあるまいと、念のため、丸花のHPに入ったら……、いやー、かずくん、生き残り作戦かねぇ?雑誌、TVを賑わしているではないの。驚いた。通販もやっているとか。高校で調理師の免許を取り、「店を継ぐが、その前に修行をする。」と、しばらくは他人の店の調理場で働き、世界を旅し、「どうしたら蕎麦屋に客が来てくれるでしょうかねぇ。」とつぶやいていたあの若者が、まさに、伝統を守りながら、「伝統」を超えようと、たくましく生き抜いているようだ。
 明日、彼の料理になる蕎麦をいただく。もっとも「お忍び」で行くため、店で気付かれなければそれはそれで嬉しいこと。