今日の三題噺

その1 聴覚障害者の戯言・・・「常識」(ある意味「聴覚」と同格の現実がある)で認識を構築してきた人々にとってすれば、「常識」の方が事実であるという認識に固執したくなるのだろう。しかし、もともとが「常識」を自己内化していない私―なんと言ったって「聴覚障害者」なのだから―にとってすれば、「耳」よりも「目」を尊重する。
その2 同族(身内)内だけの社会性・・「ぼくは部活で先輩―後輩の厳しい関係で社会性を身につけてきました。」「そうか、オレはおまえの同族じゃねえからなー。エレベーターのボタンをおめーの代わりに押したけれど、なんの返礼もなかったものな。」「・・・」「てめえらが部活で鍛えられた社会性ってのは身内だけの論理、一般性はねえんだよ。」
その3 グループの報告開始、「おはようございます!」 午後一時だ。思わず「ここはバーかキャバレーか」とつぶやいたら、マイクがその声を拾っていた。「先生、バーとか、キャバレーとか、行くんですか?」「・・・」