「セガン研究の足跡を辿る旅」在パリ編

 2006年のパリツアーを下敷きにしよう。次の通り。
 パリの古代から現代に至るまでを、建築物でたどる。もちろん特徴的なもののみ。
1.(古代)円形競技場および大浴場の史跡。円形競技場は植物園近く。大浴場跡はカルチェ・ラタンの中世史博物館裏手にある。ついでに中世史博物館見学。足を伸ばして、時期は17世紀になるが、ヴァル・ド・グラース(女子)修道院。ついでに、イタールの知的障害教育開始の場である聾唖学校およびその近辺で中世の街づくりを楽しむ。これで一日。この行程の中にセガンの居住地が一箇所入っている。
2.(中世)パリ守護聖女サント・ジュヌビエーヴ教会。パンテオン近くにあるフィリップ・オーギュスト壁。リュクサンブール宮殿(上院)・公園。フィリップ・オーギュスト城壁がマレ地区近辺にもあるので、右岸にも足を伸ばす。中近世のマレ地区散策。カルナヴァレ博物館見学。これで一日。
 あれれ、もう日程がつまったナー。ええい、ターゲットだけは羅列しておこう。そこから絞り込む。
3.(近世から近代)交通網を駆使して・・・。フランス革命等諸革命の痕跡(記念碑)を訪ね歩く。近代公教育の原理を打ち立てたコンドルセと女性解放のオランプ・ド・グージュの隠れ家、サン・シュルピス教会、レピュブリーク広場。
4.ヴァンドーム広場(3に入るのだが路順を考え)、9区14, rue de la Rochechouart のMorou美術館。すぐ近くにセガンが白痴学校を開設したピガール通りがある。現代建築。併せて、ナチ・ヴィッシー政権によるユダヤ人狩りの痕を見つけ歩く。これは2のところで十分か?

そのほか、パリの風物。「物乞い」(これは通りすがりに見ることができる)、大道芸とりわけ音楽(これは見学に時間がかかるが・・・)、セーヌ川沿いの露天古書店群、木の橋(ポン・デ・ザール)、大通りにはさまれた公園、朝市・・・。
 あるなー。
 あれ、無いナー、お墓巡りがない!何とか入れなければ。ペール・ラッシェーズとモンパルナス。
 おや、ございませんことよ、と何か有名なのが欠落されているのにお気づきの方は、この行程とは別行動を願いましょう。オラ、案内できやんもん。行ったことないし。興味ゼロやし。