しゅんな寿司

 知人の有さんがブログ「たまにはブログ、飲むはどぶろく」で時々御徒町駅前の吉池の寿司屋で寿司を食べたという記事を書く。おいしいという。是非ぼくも食べてみたいと、今日、職場別部門で4月からアルバイトをしているおねえさんをお誘いし、吉池ビル6階の寿司屋しゅんにでかけた。
 おいしい。
 この頃日本語表現が幼くなっていると、あちこちの物書きさんが世情を憂いておられるし、ぼくが好きな作家椎名誠氏も強い嘆きの表現をしておられる。ぼくもそう思う。まったりだの、なんだの、舌感覚がよく感じられない、ゲップが出そうな言語のオンパレードか、「おいしいですねぇ。」かの「まいう〜」とかの単発言語で、それはどういうおいしさなのか、さっぱり分からない、すり抜け感覚しか伝わってこない。
 で、あんたはどうなの?と聞かれると、やっぱり、おいしい、としか出てこないしゅんな味わいでした。