今日も誕生日なのだ

jittyan2011-11-29

4コマ目、自主ゼミのメンバーであった女子大のふたり―ひとりは着物着付けのお師匠様、あと一人は柔道の猛者―が、「なかなか目白に来られなくて。遅くなりましたが、先生のお誕生日をお祝いしようと思います。」と、チョコレートケーキを携えてやってきた。ありがたいですね。ケーキを食べながら、いつしか卒論の話。「心の傷の問題を歴史的に探りたい」、「中国と日本の教育の比較をやりたい」とそれぞれ。「心の傷の問題」については社会史的な研究がいいかもね、と、フーコーの話や、「売春の社会史」などの話をぼそっとした。「中国と日本の教育の比較」については、何を比較するのかの「何」の部分を明確にしないといけないし、「あっちにはこれがあってこっちにはあれがない」というような結果を出しても意味がないでしょう、何のために比較し、出口をどこに求めるのか、を前提にしないとね、などと語った。「取りあえず、教育白書から国際比較の各種データを参考にしては?」と助言。
 空き時間は「セガン研究報」の作業。
 夜はエミール読書会。今回も「自然」「現象」「本質」について賑やかな議論。半ばあたりから、意識して「ジェンダー」に話題を向ける。その中でそれぞれの「思春期」的なものが語り出される。新しい参加者も論議に加わって、楽しそう。きっと古代社会の議論て、こんなのだったのだろう。その中で哲学が形成されていく。
 読書会終了後、食事会。こんな大きな餃子を出す店。お嬢様たち、大きな口を、ちゃう、大きく口を開けて、美味しいとぱくついておられました。

★帰宅途中、携帯がポケットの中でブルブル。グリーティングメールとやら。パリでいつも通訳をお願いしている方から。馬鹿鶴の誕生祝いカードとメッセージだった。
・・・こうして、ぼくの誕生月は終わりを告げたのだった。