いろいろ・・・

?生徒指導の研究A、今期最終。評価作品提出も、約2割の学生がぼくの指導語を聞いていない状態。「人のことを鬼だ鬼だと噂を垂れ流している君たちの方がよっぽど鬼だね。でも、ぼくが本当に鬼だったら、君たちの成績結果のことなど考えることなく、にっこりわらってばっさり切りますよ。」と言わざるを得ない。誤字脱字は平気、レイアウトは無視。人様に自らの作品を提供するという「教育技術態度」は無い。顔色を変えて教卓のところにずらりと並ぶ。「訂正」等々の申し入れ。明日の生徒指導の研究Bも同じことになるのかな。
?夕刻からサロン・ド・ラヴィ。賑やかに明るいお嬢さんたちとあれこれ語り合う。芯に「学びとは何か」「教えるとは何か」に対する真摯な姿勢があるから、遠慮なく批判ができる。いつの間にか、お嬢さんたちも成長している。修士論文を提出してまだ顔色が優れない羊さんも出席。これからは試験期間に入るので次回の予定は3月6日が提案されたが、せめて間の2月にも開きたいと要請が出る。
?「カウンセリングして下さい」とお嬢さん。心理療法的なカウンセリングではなく、世間話をしながら自分を整理しましょう、と1時間ほど。時間をかけて「かたくなな自分」の薄皮を捲っていって欲しい。対他関係で苦しんでいるだけに、受容的に応対することで方向性を見いだしていきたいと語る。
?久しぶりにS先生に電話。待っていたとばかりであったのが驚き。クラムシーで開かれるであろうセガンシンポには是非参加し、発表したい(ぼくとセットで)と、非常に前向きな言葉が出された。また某学会でもコーディネーターとしてセガン生誕200周年記念シンポを企画する、ときは9月半ば、と。ぼく自身の積極的な「参加」を促されたが、明確な返事はしなかった。『セガン研究報』をセガン研究の開拓者たちに書簡を添えて贈呈したい、その書簡には川口のセガン研究から真摯に学んで欲しいと綴るとのこと。「私には関わりのないことですので、先生の思うままに為されることに、あれこれと申し上げることはありません。」と申し上げる。もちろん『セガン研究報』は明日お送りする。10部宛て。