レポート読み

 「生徒指導の研究C」のレポート読み。「メリット」「デメリット」と論理を分ける方法を「講義通信」論にあてはめているが、そもそも「講義通信」を使った授業の狙い、到達そのものの分析さえしていないのだから、論そのものが成立しない、ということには思い至らないようだ。ものごとにはすべてメリットとデメリットとがある、とすることによって価値相対化を図ろうとするのだろうが、物事にはメリットとデメリットの両面がある、という論理の組み立てそのものに主観性が入り込んでいることに気付かない。