「エミール」ゼミ、再開

 昨年度末でいったん閉じられた「エミール」ゼミが再開された。第5編の女子教育論の続きを読む。文章をていねいに読んで理解するというよりは、指定した範囲内でキーワードを定め、それをもとに自由に語り合うというスタイル。今日は「性」がキーワード。ぼくの方から「これは自然性を言っているのかそれとも社会性を言っているのか。どちらだろう。」と問題提起。頭の中には「女は作られる」ということがとぐろを巻いていた。「自然性」のごとく語られる「性」が巧妙に仕組まれた「社会性」である、ということ。
 久しぶりの談笑。楽しい一時だった。参加は院生2名、学部生1名。終了時間後に院生1名、学部生1名が顔を出した。後1名の一番若い学部生は連絡無し。それぞれいそがしい生活を送っている。次回は臨時で、来週火曜日18時から。
 メールで男子学生が「エミール」ゼミ参加希望を添えた問い合わせが為されている。彼にはゼミの現状を書き送り、参加を拒絶するものではない、と書き添えておいた。
 明日夜は「自主ゼミ」第1回。どのようなメンバーが参加するだろうか。