半分の「朗報」&「気をつけてね、ほんとにもう」

◎教員採用試験一次の結果が出つつある。ここ数日で2名から「合格」報告があった。バブリーとσ。ぼくに直接報告があったのはこの2名だけれど、他にも「合格」との情報がちらほら。各自、2次に向かって突進せよ!
◎教員採用試験二次試験(神奈川)を受けたK君の公開日記より。
「神奈川の二次は面接と模擬授業と集団協議。もちろん指導案も出さないといけない。ちなみに指導案を書いたのは合宿真っ最中のこないだの水曜日、とても人に見せられたもんじゃないから一緒に合宿してる先輩にはみせなかった、が、教育委員会にはドヤガオで出してきた。土曜の夜練習の後JISSを抜け出して最後のつめ?えりの家にプリンターがあるとのことなので、授業で使う写真を印刷してもらった。夜の11時に下高井戸まで届けてくれる優しさ!
 さて本日。
 起床は午前3時!フェンシングの決勝と400の準決勝をみながら優雅に朝食を食べてから出発、目指すは小田急線の六会日大前駅。下北沢で小田急に乗る訳だが、早起きしすぎてかぽーっとしていたか、まずホームから線路に落ちた、マージで痛かった。『せっかく練習ないのに疲れたらやだなー』と思って、スーツの下にスピードのゲイターをはいていたおかげで助かった気がする。直ちに起きあがって這い上がった、ほらね、こう言う時のために筋トレしとかなきゃだめなんだよ。ま、その後すぐ電車きたから、ほんと死ぬとこだったんだなと思うとぞっとしてしばらくふるえてた。
 何とか目的の駅にはついたけどここから会場までは徒歩10分、当然道は分からない。駅員さんに聞いてたら、偶然にも同じ会場に行く音楽の受験生に声をかけていただいて無事到着。今年が2回目のチャレンジらしい。
 受付に並んでた時もまだ緊張はしなかった。でも周りの張りつめた空気はやっぱり異様で、オレ場違いか?と思うくらい。控え室に通されると周りの緊張はマックスに。隣の人なんてめちゃめちゃ深呼吸してるし。でもやっぱりアイスブレーキングしてくれる人はいるもんで、『今年で30になるんですよー』なーんて会話が始まると、『私も3回目』とか『今年の筆記はボーダー下がったよね』とか、『面接はこんなこと聞かれる』とか、もしかしてみんなベテラン?何とか自分も会話に入りたくて、『え、そんなこと聞かれるんですか?自分初めてなんですよー』って入ったら…『ふんっ、現役で受かる訳ないだろバァカwwwww』とは言われなかったけど、そんな雰囲気を感じた、終わった!
 模擬授業は9人一組で、一人10分ずつ授業をまずやって、その後自己反省と集団協議入る。一応うちの班を紹介しよう。みんな受験番号で呼び合ってたからそうしとく。まずAがオレ。非常勤経験はおろか実習もまだ、指導案は一夜漬け。Bさんは宮城からきたおとなしい感じの人。何回目かは分からないけど実務経験はあり。Cさんは大阪でばりばり非常勤やってる人で、関西の勢いとユーモア満載。授業の導入でほんもののハンバーガーもってきてた。Dさんは教育学部を出たけど教職を取ってなかったから、一回働いて今は大学院生。Eさんも非常勤をやりながら本採用を目指してる割と体育会系。Fさんはぜったい30過ぎてんだろって感じの落ち着きと穏やかなしゃべり方、同じく非常勤。Gさんはかなりのスポーツ好き!先週はつとめてる学校の部活の合宿に行ってたらしい。Hさんは唯一の女性。ゆっくりしゃべるし落ち着いてると思ったら、やっぱりこの人も大学出てからだいぶたってる。Iさんは今年が二回目で、学校ではやってないけどずーっとジュクのアルバイト。
 さて授業が始まった。って、トップはオレかよ!人前でしゃべるのはだいぶなれたけど、授業として機能したかはよう分からん。とりあえずあの9人の中では最弱だった。やっぱみんな普段からやってるだけあってぜんぜん違う。教材もそうだし生徒の意見の拾い方、また引き出し方。勝てないよこんなの。そして人前に立つとみんな声のボリウムが上がるのは社会科クオリティー
 そんな訳で集団協議に入っても、確かな学力を身につけさせる方法なんて言える訳ない。だから『シロートはシロートらしく』ばっさりあきらめて、他の8人に普段の授業のやり方とか、生徒との関わり方とか質問しまくることにした。どうせ受からないにしても、できるだけ得るものがないときた意味がない。彼らには悪いが、オレはもう集団協議にはあまり協力しないよ。けど、みんな暖かく教えてくれた。優しい班員だった。
 その後ランチ。いつものようにスーパーで買った薄皮粒あんパンをほおばりながら、とりあえずみんなにお礼を言いながら談笑。みんなきっといい先生になれるよ、うん、頑張ってくれ!
 面接もトップだった。だからみんなが見送ってくれた。『4月に学校で会いましょう』って言われた時は、心の底からうれしかった。面接はまー、そこまで変なことも聞かれなかった。場面指導とかも別にって感じだったし、1聞かれて6ぐらいは言い返したつもり。
 あー、そして今朝転落した下北沢に帰ってきた訳だ。
 今年はきっと難しいだろうけど、また彼らには会いたいな。」
 K君、頑張って金メダル取ってきてね。メダルを触らしてね。9月にまた会いましょう。
 午後研究室に「挨拶」に来たM君からこの日記を転送してもらってアップした次第。ちなみにM君もホームから2回転落した経験があるとか。いのちと背中合わせの日々なんだな、彼ら。しっかりと意識に留めました。
◎ あと1週間で「セガン」の旅。その前に校務を片付けなければならない。今日も朝から。明日に持ち越しとなったが、明日には必ず終えたい。