昨日の良きことです

 昨日は旅の前に仕事を終えてしまおうと張り切っていたが、もっと素敵な張り切り事実が発生したため、昨日の仕事は今日に持ち越し、さっきし終えた。
 さて、素敵な張り切り事実とは・・・。
1.M&Mコンビが研究室を訪ねてきたこと。片方のMは大声で〜つまりぼくに補聴器を使わせる必要の無い声量で〜この間の生活振りを報告してくれた。卒業後の進路がとにかく決まったが、さらなる可能性にチャレンジ中。もう片方のMはにこやかな笑みをたたえて聖なるさま。2時間近く談笑。8月の末の韓国・釜山旅行の仲間は賑やかな方のM。大声Mとの談笑では、ぼくの未経験ゾーン話が多く出される。ホームから落ちてしまったこと、ホームにやっこらやっと上がったと直ぐに電車が入線した、本当に死ぬところだったんだと思うと、身ががたがた震えてきた、とか、盲人妻が夫の乗る車いすを押す役割をしている夫婦の話、とか。後者は人間の果てしない可能性、力強さを教えられるし、前者はその逆で、健常者論理で構築された社会の持つ弱者に対する凶暴性を知らしめられた。
2.若いお嬢さん、「仕事先の関係で約束の時間を大幅に遅れ」て研究室にやってきた。遅れる旨は前日にご連絡をいただいていたが、いずれも現在ほとんど覗くことのないメアド宛て。スマンスマン。改めて携帯のメアド交換。遙か近くに閻魔様が待ち受けているこの身なのだけれど、お嬢さんとメール交換の日が始まる・・・?7時近くまで談笑。「相談事を受けている」件をあれこれ話している内に、いつしかぼくの思春期実態。目をまん丸にしておられた。想像を絶する世界。次回お会いするのはフランスから帰ってきてからになる。閻魔様にはもう少しそちらの方で控えていていただこう。このお嬢さんは今後、このブログに度々登場するであろうと思われる。どのような愛称を差し上げようかなぁ。
3.7時から姫様と久しぶりに寿司会食。パリ行きの同行者のお一人ということもあり、話題は「パリでどこに行こうか。」人知れず二人だけのパリの世界を歩く・・・ことはあり得ませんけれど、あっち行きたい、こっち行きたい、でもたった7日だしなー、と二人して深いため息をつきながら、おいしい寿司をいただいたのであった。
4.帰宅して、ひょいと仕事机を見ると、明らかに差出人が女性だと分かる〜ああ、こうやって、ジェンダーの世界に自己没入してしまうのだな、ぼくの世代は〜端正な角封筒が乗っている。高校の時、このような封筒の手紙をもらって胸をとどろかせて封を開けたら・・・、という悲しい経験の持ち主故封筒形状だけでは喜びを表さない。とにかく中を見ないと。同居人のH君は介護士目指して奮闘中、お、いいね−、頑張ってるね−、で、差出人のSさんは、というと、お子さんが誕生し「5ヶ月になります。涼しくなったら研究室に遊びに行きます。」とある。写真同封。おめでとー!!!・・・で、子どもさんの名前は?性別は?・・・んなことどうでもいいか、とにかく元気に育てよ−。
 そして今日、
 研究室の前をぶらぶら歩いていたら、背中をつんつん。耳の悪いぼくとコミュニケーションを積極的に取りたいと思う者の最高の手段。つんつんは後ろ肩だったので振り返ると、おや、Kちゃまではありませんか。「教採、受かりました」。一生懸命頑張って準備していたものね。「次は2次、頑張ろうね。」「はい。」