待ちに待った本が届いた

 丸善から『フランス文化の歴史地理学』(グザヴィエ・ド・プラーノ著 手塚章/三木一彦訳、二宮書店、2005年初版)が届いた。綿谷さんの来室のあったときに探索と入手とをお願いしておいた本だ。この書物は、フランス中世後期から1830年代までを取り扱っている。「筏師」は1600年代から1800年代の300年余にわたる「フランスの風物詩」だから、この書物で言えば、ほんのささやかなときでしかない。しかし、その300年を貫いて「歴史地理学」で見ることができるという意味では、非常に意味のある書物だと予感する。幸い日本語だ。少々活字は小さいがまだルーペに頼る必要もない状態。頑張って読もう。
 明日の自主ゼミは急遽ぼくがピンチヒッター。「私のレゾンデートル(存在意義)」とのタイトルで、1.ある出会い、2.吐血 3.決別の宣告 補:「セガン」とは何ぞや、という人のために という内容構成の報告となる。