終日原稿修正

 明日から貴婦人はスキーに出かけ、姫さまは帰郷なさるとか。ぼくはどこに行く予定も無し。大掃除に明け暮れる暮れになるだろうな。その前に育療学会の原稿を仕上げなければと、終日、草稿とにらめっこ。
 「セガンについて改めて紹介していただきたい」とのご依頼の主旨から、「知的障害教育の開拓者セガン案内〜先人の業績を検証するための一助として〜」とのタイトルに定めた。おおよそ400字詰め原稿用紙で60枚近くになる。「字数は任せます」という言葉に甘えたけれど、少し多すぎるだろうか。I.セガン略伝、II、セガン「1856年論文」翻訳紹介、の柱となる。I。はジャン・マルタン氏の研究成果とぼくの著書『知的障害教育の開拓者セガン』に依拠して簡易に綴る。II、は若干の「解題」を付す。サン=シモン主義哲学とのより接近を明示する。
 セガンの人間性に思い切って次のように言及した。
「最後に、オネジム=エドゥアール・セガンという人物を端的に言い表すとすれば、「既成の教会的、政治的、医学的、学校的権力・権威に逆らい、それだけではなく、それぞれに独自の世界を綴った、敬虔な宗教者であり、果敢な革命家であり、怜悧な科学者であり、確かな実践家である」と言えるように思われる。」
○昨日購入した超小型カメラ試写。我が家の長老マー君を、と思ったが、まずい! 方針転換。