今年はサボタージュを・・・

 育療の原稿、仕上げました。メール添付で送りました。セガンの1856年論文に書かれているサン=シモン主義との関係をもっともっと見つめておくべきだったと反省。ただ、今回の作業で、サン=シモン主義に関わる文献を洗ってみた成果が現れたのはうれしい。
「この理論とは、先に挙げた人々以上に優れたものであり、同時代人から借用したものではなかった。私の最初の諸実験は先行する世代から借用したものであった。
 サン・シモン〔SAINT-SIMON, Claude Henri de Rouvroy 1760-1825〕著『新キリスト教』、今は亡き使徒オランド・ロドリグ〔RODRIGUES, Olinde 1795-1851〕による口述と文書による個人授業・・・」と「1856年論文」にあるところ、『新キリスト教』は比較的容易に入手できる文献だが、オランド・ロドリグ云々はお手上げ状態だとしてきたが―セガンのノートが発見されない限り―、ふと、 Eugène RODRIGUES, Nouveau Chistianisme / Letters d’Eugène RODORIGUES sur la religion et la politique / L’Éducation du genre humain de LESSING. Paris, Au bureau du GLOBE, 1832.なのではないかと思うに至った。今の心境としては、間違いない、ということだ。
 一つのつっかえが取れた思い。
 年賀状どうしようかなぁ・・・。