国立ハンセン病資料館行き 他

 姫さまのお誘いを受けて、清瀬の「国立ハンセン病資料館」で開催されている「一遍聖絵極楽寺絵図にみるハンセン病患者−中世前期の患者への眼差しと処遇」を観賞した。とはいうものの、ハンセン病史を詳細に知ることができたことは特筆しておく必要がある。亡母より何度も聞かされた「癩病」が、かなり前から偏見・差別によって創りあげられていたことは知ってはいたが、ハンセン病患者の、差別、隔離の境遇に対し、悲しくも、逞しく生きる事実に圧倒された数時間。亡母は、何故にかたくなな差別者だったのだろうか。その「何故に」の部分がぼくにしつこくつきまとっている。これからもそうなのだろうか。
 その後池袋に出てメガネを購入。できあがりは7月11日になるとのこと。やはり左目は、市販のメガネ矯正では追いつかないとのこと、「お医者さまに診ていただくことをお薦めします。」と言われた。が、メガネの新規購入の方針を貫く。
 姫さまと夕食を共にし、今後の研究活動についてお話しをする。