ぽっかり

 退職を間近に感じるようになったから、心に穴が空いたよう。・・・といえばみんな納得するのかな?
 多分だが、それはない。確かに、今までの継続でなくなるのだから、その先に何が見えるのか、不安がないといえば嘘になる。だが、それでもって、ぽっかり穴が空いたような感情は湧いてこない。別のことだろう。やたら、「もう泣かないで坊や♪の歌がうかんでくる(森山良子「愛する人に歌わせないで」)」 何かの象徴なのだろうか。時が解決しよう。
 主任から「学習院に着任してからの研究をA4判1枚程度でまとめてください。あちらこちらに推薦文を書く都合があるので」といわれる。「あちらこちらってどこだろう?」「名誉教授」推薦があるだろうが、それは退職後のこと。退職後連絡を取るのは大変だから、今のうちに、ということだろうな。年季奉公で言えば「名誉教授」資格はあるだろうけど、なぁ・・・・。