さあ、ラストラン突入

 大物の採点業務を終えて評価記帳作業に入った。この作業段階で採点の修正もあり得る(何度修正することやら)。明日には記帳作業が終了する。後はぼく自身のみで処理する校務はない。
 著書の最終ゲラが出た。「プロの校正者による赤入れ」が示される。さすがとうなる箇所もあるが、我々の専門分野の初歩的常識に訂正の赤が入っているのを見せられて,苦笑いを超える感情が沸いてきた。例:「読・書・算これを教えるだけでいい」(ティエールの演説より)を「読書、計算、これを云々」とやっている。いっそうのこと、3R'sとすれば良かったか。でも、これだと理解が及びにくいだろうと思い、読・書・算としたのだが。読書と読・書とはまるで違う。他の赤入れ箇所では突っ込んだ提案がなされており、「読み書き、計算」となっている。喧嘩をしてもいいがあほらしいからぼくの主張のまま突き返すことにした。無駄な赤入れ。戦前の「国語」科が、「読み方」「書き方」「綴り方」「話し方」という言語機能がきちんと区分された教育構造になっていたことを知っていれば、「プロの校正者」のような明らかな誤りをすることはあるまいに。
 夜。姫さまと池袋で焼き肉。あれこれ旅の空想の話題で沸いた。長崎?壱岐南鳥島佐渡?高知?高尾山?実現しそうなのは、「暖かくなったら三重の古墳を訪ねる旅&おいしい焼き肉を食べ、珍しい固焼きをしゃぶる旅」「暖かくなったら荒川土手」行き。