沈思黙考

☆「自己内対話」(4月30日)記事を蒸し返すようだが・・・・。
☆さて、ぼくのこれからの生きる目当ては何だろう。毎日散歩を楽しんでいる。しかしそれは目当てではない。新しい何かを探さなければならないのだなあ。間違いなく、ぼくの存在が「重い」と感じている空気もあるから、きっぱりとけりをつけなければならないと感じてもいる。
☆精神と肉体との乖離がこれほど自分のあり方にのしかかってくるとは、考えてもいなかった。ぼくが入院した時、痛みや苦しみというものは全くなかった。つまり、意識的存在としてのぼくはまったく変わらないのだ。あたかも「死からの生還」というようなとらえ方でぼくを見舞って下さる方々が多い。少なくとも、ぼくの精神における「ぼく」は寸分も変わっていない。ただ、ぼくの肉体における「ぼく」はまったくの無能と化した。「あっち向いて、ほい!」と「意識としてのぼく」が「肉体としてのぼく」にいくら命令しても、ぴくりとも動かなかったのが入院当初。リハビリによって肉体的存在であるぼくに少しの意識が目覚めはじめた。しかし、くやしいほどに精神と肉体とは乖離したままだ。精神は老練、肉体はまだ乳飲み子。この状態で「目当て」をどう具体化しようか。
☆要はオレは甘ちゃんなんだな。さてどうする。とりあえず、今日の時間、何をする?