ごまだれ きしもり

 今日も「丸花」(錦糸町)へ。ただしお昼時。一番混む時間帯は避け、11時開店と同時に飛び込む。トドちゃん同伴。「和の話」を聞いていただいたこともあり、前々から「蕎麦を食う」お誘いをしていた。
 トドちゃんは「天ざる」、ぼくは初注文「ごまだれ きしもり」。和君が創意工夫を重ねて独自の味わいを出し商品化するに到った「ごまだれ」、これは是非いただかなくてはなるまい、と思っていたもの。「きしもり」は「きしめん」の「もり」のこと。きしめんは我が地元の食材故、とても嬉しい思い。東海から東京に進出だ、という気分になる。
 ぼくは味わいについて、評論家のような言葉を紡ぐことは出来ない。うまい、まずい、まあまあ…という言葉しか知らない。で、それで「ごまだれ」を評すると、とびっきりうまい!となる。冷え冷えのきしめんを冷え冷えのごまだれにたっぷり浸し、つるつるっといただく。えも言えぬ幸せ感がわき出てきた。
 トドちゃんは天ざる。「おいしいねぇ」。
 午後の仕事がある故、早々に失礼したが、和君曰く、今度写真を一緒に撮りに行きましょう、と。彼の繊細で美的な対象への迫り方と、ぼくのぱっとしたひらめきという対象の取り寄せ方と、面白いだろうなとは思うものの、もうすでに和に勝利の軍配は上がっておりまする。
 今日も本当においしい食をありがとうございました。
 午後は研究室にこもって明日の授業の準備。