昨日の午後の作業療法。小さく、立体的。碁石を左手親指と人差し指とでつまみ上げいったん掌に包み込み器に落とす、掌に同時に包み込む数は3こ、というのが一昨日まで。昨日は碁石ではなくオハジキ。指の動作訓練。あんなに動かなかった我が左手指がノロノロ…

担当の原田という准看護師さんは、痒いところに手が届くほどに親切にしてくれる。自然と会話も進む。「かわいい女の子のお見舞い、お孫さん？」んと、光はまだ見舞いができる歳ではないから、さて誰だろ。「髪型はどんなの？」と一応訊ねてみた。どうやらち…

今日の行動療法は、17日の外出先を意図して、階段の登り降り訓練を組み込んでくださった。それは、新著102ベージで図示したところのセガンノ教具と同じもの。ただ手すりがついている。 平面歩行に多少の障害物という現在の歩行訓練とは違い、立体である。「…

作業療法士の高木さんとはぼくの研究などの会話はしない。リハビリについての深い示唆をいつもいただく。励まし、方向づけに自分がどの辺にいるかを何気ない会話の中で語って下さる。歩行器をあれは気休めと昨日言って下さったのは、ぼくの到達を踏まえて、…

今朝の行動療法で初めて補助なし歩行訓練をしていただいた。50メートルをよろけず、転ばずで歩けた。ただ左足を引きずりがちで、どうしてもびっこを引いてしまう。アゴを出してしまい、尻も出る。とてもじゃないが生活的な歩き方ではない。とはいえ、第一歩！…

こんばんは。今日一日のお仕事お疲れ様でした。 今日のリハビリで杖なし歩行を少しだけやりました。うれしいものですね。作業によって場所を変えるのですが、その移動の度に歩いたの。 明日はどんな機能回復があるでしょう。たのしみです。

トドちゃんから届いたらしさメール。 「安全、衛生のスローガン作り、15字以内 ムリしないケガしないミスらない 裏スローガン 反省しない残業しない仕事しない」 かなり身体にキツイお仕事を精神的にどう乗り越えていくか。トドちゃんらしい陽気な返しだと、…

承前 かといって、嘆いてはおりません。行動療法、作業療法そして言語治療を楽しみながら受けております。特に、行動療法士との会話はあたかも我が教育界で言う健康観察にも似て、自分史にも及ぶ会話がなされ、その中に私の研究が話題の中心になることも少な…

心暖まる励ましのお言葉をありがとうございました。治療期間は終わりましたが、今なお病院を出ることは出来ていません。左半身不全、構音障害という状況を可能な限り軽減すべくリハビリに励んでおります。完全に麻痺していた左半身、言葉も改善しつつあり、…

リハビリ室に向かう一組の老夫婦の後ろ姿を拝見した。奥さまが座る車椅子をご主人が押している。にこやかな会話が補聴器を通して聞こえてきた。 ありがとう、何言ってんだ、だってあなた疲れてるでしょうに、君の頑張りにおれは励まされてるよ。 いいご夫婦…

治療期間が終わりリハビリだけの入院生活。ドクターは自宅ならトイレにいくのは這って行けるから退院できますよ、と少し笑いながらいう。まあ、そういうことなのだろう。しかしそれを現実にするには、例え自宅とはいえ、ぼくのちっぼけな尊厳が損なわれるだ…

車椅子介助から歩行器独立歩行生活に移行して三日目。疲れが強い。今日の行動療法はプログラムを軽くしていただいた。しかし新しい訓練を組み込んて。平行棒で横歩き、バトンを跨ぐ。やはり尻が出てしまう。 看護師からお粥卒業を告げられた。うれしい。 17…

行動療法での会話は痛快だった。外の澄んだ景色と大揺れの竹やぶを目にして、今日は寒いですか、とたずねたら、風が強くて自転車が前に進まないとのこと。話は進み、彼は高校時代、20キロの道のりを毎日自転車で通学していたという。その高校は、なんと、我…

3月2日の、ぼくの退職と新著出版を祝う会は、とてもハーモニーの取れた感動的な会であったようだ。「主なしとて春な忘れ」ないで下さったこと、篤く御礼申し上げます。 清水寛先生から長い見舞い状をいただいた。その一節より― 今はなんとしても、病を癒すこ…

午後に細君、上娘、下娘一家の見舞い。久しぶりに全員集合。嬉しいですね。ひかりからはラブレター。鏡文字がかわいい。善からはメアド交換申し出、イアンからはジャマイカへの誘い。 みんながんばっています。

セガン研究で知った行動療法、作業療法などを受けていて、確かに障害機能が回復しつつあると実感するが、それだけでしかないとも思う。ようするに、何の役にも立たないのだ。セガンがイタール実践を批判したのはこういうことだったのかと、今にいたって我が…

2月19日朝、救急車にはこばれて入院生活がはじまる。病理治療が終わりリハビリ開始。自力生活が可能になるのは時間がかかりそう。 ベッドにて投稿行為。無事投稿できたとしても、いただくであろうコメントには返信できません。お許しのほど。