こころ 4

(FBに投書) 前に10000歩、歩けるようになったら都心に出るという目標をここで披露しました。びっくりするほど多くの方から いいね! をいただきました。この いいね! ボタンは文字通りの いいね! を意味するばかりではないので、応援ありがとう、とよろこ…

こころ 3 ー 回想2・・・還る土なし

・・・あの時からもう8年になるのか。再び「あの時」がオレを見舞っているようだ。さて、明日、いや。今日をどう生きようか。 椿の花はやがて落ちる。落ちて土に還るーその理は今はない。汚物たるのみ。 ****** 凱旋門手前で体調に異変を感じ始めたの…

こころ 2 ― 回想1

2004年の秋のこと、調査のためパリに滞在中、ある古書店の古書目録を眺めていたところ、Itardの文字が目に入った。De l'éducation d'un home sauvage, ou Des premiers dévelopments physiques et moraux du jeune sauvage de l'Averon (ある未開人の教育に…

こころ

今朝のリハビリ散歩 6時30分〜7時25分 3600歩 すたすたと歩き始めた時は、これは調子がいい、と感じた。しかし100メートルも行かないうちに速度が落ちる。どうした?と自身に問うが当然答えが返ってくるわけはない。自己分析をし、対策を練らなくては、とあ…

マルセリーノちゃんはおねむです

昨日は雨で家に閉じこもり、身体機能のリハビリをせずしまいだった。さて、今朝。 6時起床・・・いや、身体が起きない。幾度かどたんばたんを繰り返して、介護手すりを掴み、身を起こしはしたが、なかなか立ち上がれない。やっとの思いで立ち上がっても、左…

引きこもり

朝5時半に目覚め起床。さあ、散歩リハビリ!と張り切って玄関を出たところで、ちょっぴり雨模様。強行しようかと一瞬考えたが、あと1時間後の空模様は?と思い、断念した。従って、今日はごろごろ。寒い一日でした。 ○ 北海道の大森氏から電話。4月29日…

よしぎゅう

朝散歩に代えて、柏に出て、買い物とお参りをしようと決めていたので、少々朝寝坊。細君に「散歩は?」と訊ねられたので柏に出ると応えたら、10時から介護関係でアポが入っていると注意された。まったく意識にないのは、やはりあなた任せになっているからだ…

近辺歴史散歩

目覚めて、これからすべて自分で、何々をしなければ自分であることの証は立たない、という人生段階に突入して、こりゃあいいわ〜、と喜んだのはわずか2週間前。身体の自由が利かないという「重み」を痛感するようになり始めて、こりゃあつらいわ〜、と、身体…

嬉しいものです

今朝はいつもより遅めの散歩訓練。地域の歴史探索をとの目的を持ったのだが、思いの外開発、再開発が進んでおり、数年前に歩き回った時の面影を探し出すのが一苦労、というより、次回の課題に回さざるを得ないほど。本当の地域変貌が急速に進んでいることを…

K先生への通信

北海道の春を告げる川柳(立ち話 手のスコップが消えて 春。)のご紹介をありがとうございました。 先生のメールに「先生がフランスにおられるころ、資料を求めてあちこちの古書店に出かけ、帰りには、両方の手いっぱいに本をつめたバックを持って歩いて帰ら…

40年ほど前の軌跡

今朝の寝起きの体調は優れない。腰から下の脱力感がきわめて強い。居室からリビングへ、居室から洗面所へ移動するにあたって腰砕けが今にも起こるのではないかと不安が走った。「今日の歩行訓練は取りやめたいなあ」とぶつぶつ。一回楽してみてもええやん、…

我が身を姿見に映すこと

病院でのリハビリは総じて楽しいものであったが、ただ一つ、「いやだな」と思うことがあった。それは手のリハビリで、健康な右手をモデルとして麻痺した左手の訓練をする際に、ぼくの前に大きな姿見が置かれることだった。 作業療法士の指示に従って両手を万…

船橋へ

朝7時半より40分間有杖歩行訓練。今日午後行った外出訓練の実績からするとこの時間から判断するに2キロほどか。とくだん右腰の痛みを強く感じることもなかった。ただ、左脚が次第に無感覚状態になっていく。これが「疲れ」というやつなのだろうか。児童公園…

自己リハビリ

どんどん体調が優れなくなっていくような気がする。 起床の目覚めは悪くない。しかし身体、とくに下半身に力が入りにくい。脱力感というより、ぐらつきだ。だから、どうしても朝の散歩に出かけるのが遅くなる。今朝は7時。無杖歩行で30分ほど。15分ほど過ぎ…

いい天気だが

暖かい陽射しが居室に差し込んでくる。昨日の反動か、身体がぐにゃぐにゃで、無気力。とくに左手が今日は後退の状況をみせ、パソ入力が煩わしい。こんな日もあるのか、こんな日がこれから続くのか。手の運動と脚の運動とを少々繰り返して、身体が後退してし…

街に出た

○行程表 今日は朝散歩は中止。どうしても松戸まで出かけなければならなかったから。入院してからかれこれ50日になるが、この間さまざまな経費の支払いは細君と上娘におんぶしていたが、それも限界になってきている。キャッシュカードを所有しないので、銀行…

後退したがる気持ちと伴走しながら

今朝も6時起床。えいやっ、との掛け声で布団に起き上がるが、直後、身体が崩れる。慌てて手で支え、倒れるのを防ごうとしたが、手は何の役にも立たない。ぐにゃっと身体がへし曲がり頭から布団の縁に落ちていく。「たのむ、怪我をしないでくれ!」と瞬時祈る…

今日はフランク・シナトラ  マイ・ウエイ

http://www.bing.com/videos/search?q=%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%af+%e3%82%b7%e3%83%8a%e3%83%88%e3%83%a9+%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a4&qpvt=%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%af%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%8a%e3%83%88%e3%83…

朝の空気に乗って

退院後ちょうど1週間。居室の整備をあれこれして手の労働訓練をし、2階の我が「書斎」にも所用を見つけては通って階段の上り下り訓練をし、杖つき外出の機会をできるだけ持ち、などに努めてきた。昨日は家人が留守だったこともあり台所に立ち火を使った。…

新著に対する「志摩批評」全文

昨日、その後のご容態はいかがかと奥様に電話しましたところ、その後の回復ぶりはかなり順調で、病院内を杖をついてリハビリをはじめておられるとのこと、ひと安心いたしました。柏の病院にお見舞いをとも思いましたが、少し遠方であり、文面の方がよかろう…

ぼくの心と生き方に力を与えた人々のこと

6年間の大学院生活の後、埼玉大学、和歌山大学、学習院大学に勤務して39年。計45年間、教育研究者として出会い、ご厚誼をいただいた多くの教育関係者の中でも、次のお三方ほどにぼくを全人格的に包み込んでくださっている先生はいない―倉沢栄吉御大は別格。 …

我が仕事場

写真は退院後急遽あつらえた我が仕事場。机は亡き姉の遺品。姉が高校を卒業したとき音楽担当の小川みつ先生から祝いにいただいたもの、その姉が大学を卒業するときに、ぼくに、絶対処分しないように、と預けていった。 かれこれ半世紀を越えて、甦った。引き…

雨は上がるのか?

朝6時に起床した時には雨脚がやや強かった。今午前9時、雨はやんでいる。写真は我が居室西側窓から。 今日の外歩きは中止。ぬれた道の危険性もあるが、杖と雨傘を両手に持つことは、今のぼくには無謀行為。とくに左手は握力も弱く、腕全体の麻痺が強い。さて…

壁に…

我が居室となった部屋は長年あかずの間となっていた。実態は上娘の?不用品あるいは貴重品隠し場所として活用されてきた。この悪癖?は何を隠そう我が亡き母の習癖を受け継いでいる。 長年日常的には閉鎖されている、つまり物置小屋同然となっていた。今回ぼ…

観桜?

おはようございます。今朝の杖つき外出は、この地域の氏神様白山神社までいきました。健常であればゴミ出しにその入り口までは常に行くところです。ですが、途中は、隘路であるにも関わらず車の信号抜け道に利用されたり、自転車の若者の格好の暴走路に活用…

花束の便り

「大好きな川口先生 まずは「御卒業」おめでとうございます。先生が自由を一つ手に入れられる一方で、目白で私がふらっと「先生、聞いて下さいよ〜!」と駆け込める大切なオアシスが一つ消えてしまう寂しさもあります。 とても楽しかったです。そして得たも…

初歩き

朝6時。病院での生活習慣が身につき、目覚めた。さあ、1日の始まり。あ、そうだ、今日からはぼくが行くところはなくなったんだっけ。さて、何をして、一日を送ろうか。カラダをじっと固定する姿勢はまだ取れる状態ではないから、援助者を頼まない限り外歩き…

今日を限り

少年期に、歪んだ「出世」欲から夢見た「大学教授」のポストは今日を限りに失う。明日からは失職者。あっけないものだなあ、と痛感。「留学して、学位をとって」などと大学入学当時はクラスメートやペンフレンドにうそぶいた。鼻持ちならないエエカッコシー…

綴ってよかった

おはようございます。本格的自由人の第一歩は、感涙にむせぶものがありました。先ほど弘美から志摩陽伍先生からの封書を手渡され、ご達筆故に判読しがたい箇所もありますが、思わず背筋を伸ばした次第です、詳細はいずれお目にかかった際にお話ししますが、…

帰宅

昼前、約40日ぶりに帰宅。病院からタクシーに揺られ、窓外の花をたくさんつけた桜並木に、感慨ひとしお。入院前は大雪でわさわさしていたのに。 我が家では、以前と違った様態になったぼくを受け入れるために、風呂場の工事、ぼく専用の部屋の準備その他が進…